2016年6月14日火曜日

SDGSを企業戦略に統合するには?

ワークは3問を考えてもらった。
あなたの会社にとっての持続可能な発展、成長とは何か?
企業は何故、持続可能性を考えていく必要があるのか? その理由と自社の存在意義(自分たちが何者で何のために存在しているのか)とどう関係しているのか?
SDGs17テーマの中で、会社の将来を最も左右すると思うものはどれか? その影響をロジック図で示すことはできますか?
企業は目的志向が強くなりすぎたり、うちとそとを区別するようになると、他のステークホルダーに皺寄せをするアンチソーシャルになりやすいので注意が必要だ。
企業はSDGsをどうCSRに取り込むのか、企業戦略に取り込もうかをまだ考えあぐねている感じではある。スタートは欧州企業、日本企業も同じなのだが、マテリアリティとの紐付け方や開示方法など欧州企業の方が進んでいる印象。エリクソンがやっていたような、ICT&SDGsのようなテーマレポートや、17SDGsのテーマの担当役員をアンバサダーとして顔入りで紹介するなどの方法は注目されると思うので、日本企業も早いもの勝ちなので是非やってほしい。
企業の人も、ソーシャルセクターのインパクト評価手法をワークショップで教えたら役に立つと思う。インプット、活動、アウトプット、アウトカム、インパクトの流れをロジックモデル整理し、KPIを設定する方法は学んで欲しい。自分たちのSDGsの取り組みがあった場合となかった場合で世の中がどれくらい変わるかでインパクトを測定する。
17テーマのどこを重点するのか、マテリアリティを設定する具体的な法論、プロセスが求められている。また、CSRの担当者だけでは決められる部分があるので、それを企業でオーソライズする方法もプロセスも必要だ。
例えば、重要度の判定方法として、その17のテーマの目標が達成できなかったら、自社にどのような影響があるかをシナリオ分析する方法が考えられる。その場合に、ダイレクトに、テーマ自社ではなく、テーマが実現しない場合、業界がどうなるのか?、その結果自社がどうなるのかという業界をワンクッション入れた方がわかりやすくなる。

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