2016年8月14日日曜日

スチュワードシップのエンゲージメントの質を高めるには?


機関投資家で日本版スチュワードシップコードの推進において、どうエンゲージメントをするかが大きな課題になっています。鍵は、データ解析をどう活かすに尽きると思います。

当社が開発したESG投資エンゲージメントシステムを使うことで、機関投資家と企業のエンゲージメントが日常レベルでどう変わるかを示してみたいと思います。
機関投資家さんが企業にエンゲージメントの提案を行うために、ESG投資エンゲージメントシムスムを30分操作することで、以下のような提案が可能になります。

機関投資家の企業への質問
「御社が属している電気機器セクターでは、水効率性とC02排出効率性が、財務と株価との関係が強くマテリアルな要因になっていて、その傾向はますます強まっています」
「しかしながら、御社は電気機器セクターの中で、水効率は70番目、C02排出効率は80番目とあまり高くなりません。ROEの水準は15%と上位30社に入っているので、この2つのESG要因を改善するとことで、企業価値を高めることができるでしょう。この2つの要因を、中期的にどう改善できるか具体的な目標値、計画はございますでしょうか?」

企業側の回答
「実は、その点は我々の経営サイドも課題にしていて、現在、バリューチェーンから見直しをしているところです。川上サイドの水効率性は他の企業との仕入れがボトルネックになっていて、、、、」

ESG投資エンゲージメントシステムの特徴
セクターにおいて、財務とESGがどう分布、関係しているかがわかる
企業の財務とESGの両立度合いを業界他社と比較できる
財務ファクターは予想ROEや過去のROEROEの改善率などの軸を自由に変更することができる。ESGファクターも、環境、社会、ガバナンス、総合ESGと自由に選択することができる。
□ESG
要因の中で、財務パフォーマンス、株価パフォーマンスに影響を与えている重要な要因(マテリアルな要因)を特定することができる。
自分の投資嗜好を入力すると、機械学習でレコメンドする企業を示すことができる

今度、証券会社主催で、機関投資家向けに、「ESG投資からインパクト投資へ データ解析に基づかないESG投資は必ず失敗する」というテーマで講演します。この分野で最先端研究になりますので、是非、ご期待ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿