2016年10月6日木曜日

環境経営学会


環境経営学会で、
「日本の株式市場のESGデータ解析から導かれるインプリケーション」というテーマで発表します。

 当論文は、日本の株式市場を対象としてESG投資のデータ解析からインプリケーションを得ることを目的とする。
 第1に、企業の財務パフォーマンスとESGのパフォーマンスの統合度合いについて考察する。
 第2に、企業の財務パフォーマンスとESGパフォーマンスと企業価値、および超過リターンの関係を考察する。
 第3に、企業のESGパフォーマンスの中で、ESGのどれが超過リターンに寄与しているかをデータ解析によって解明する。
 第4に、財務パフォーマンスとESGパフォーマンスを統合した企業価値モデルを決定木アルゴリズムによってモデル構築し、そのインプリケーションを考察する。以上のアプローチにより、日本の株式市場のESG投資に関して機関投資家(アセットマネージャー、アセットオーナー)の以下の疑問に答えることが可能となる。

日本の株式市場でESG投資は超過リターンを生み出すのかどうか ?
セクター(33業種)ごとにESG投資はどのような違いを生み出しているのか?
セクター(33業種)ごとに、財務とESGパフォーマンスの両立度合いはどのように異なるのか?
重要なESG要因を特定することがESG投資戦略においてどのような意味を持つのか?
ESGのどの分野が超過リターンを生み出す上で貢献しているのかどうか?
ESG要因が株価に織り込まれている度合いをどのように評価することができるのか?
ESGと財務の両立度合いを見る上での評価軸と基準値の設定はどれが適切なのか?
投資家はESG投資でどのような戦略を持つべきなのか?
以上の分析と考察の結果、日本の機関投資家がどのようなESG投資戦略をとるべきかを明らかにすることで、今後の日本のESG投資市場の拡大に寄与することを目的とする。

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