SIRの熊沢です。
財務とESG情報を組み合わせたモデルの有効性を示す方法として、決定木アルゴリズムを使う方法があります。
財務とESG情報を組み合わせたモデルの有効性を示す方法として、決定木アルゴリズムを使う方法があります。
下図は、TOPIXの5年間の超過リターンを決定木アルゴリズムでモデル構築しました。ESGスコアはソーシャルインパクト・リサーチ社の開発したESGインデックスを使っています。
ROEが8.7%以上だと超過リターンがプラスである確率は36%から46%に高めることができます。さらに、ESGスコアが88以上の条件を加えると、超過リターンがプラスである確率は46%から59%まで高めることができます。この差が、ESG情報の価値になります。
逆に、左側の枝の、ROEが8.7未満の場合、さらに、3年間のROEの改善率15%以上という条件を足しても、超過リターンが30%から38%になるだけです。
わかることは
ROE8%がよく言われますが、超過リターンがプラスになる臨界点はもう少し高いです。
財務情報という同種の情報を足すよりも、ESG情報のような異種の情報を足した方がモデルの説明力を高くすることができます。
ROE8%がよく言われますが、超過リターンがプラスになる臨界点はもう少し高いです。
財務情報という同種の情報を足すよりも、ESG情報のような異種の情報を足した方がモデルの説明力を高くすることができます。
全業種では以上のような結果でしたが、業種ごとの違いもあり、そのあたりを踏まえて、綺語は統合思考を進めていくといいと思いまし、投資家はESG投資を進めていくべきだと思います。
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