2016年11月24日木曜日

ROEと従業員成長率の両立で超過リターンを予測する


図は
TOPIX
企業の過去5年間の超過リターンを
縦軸にROEの水準(8%)と、従業員の過去3年間の成長率をパラメターにして4象限に分割したものである。

結果は、第1象限(144.9%)、第2象限(21.3%)、第3象限(-72.2%),4象限(-88.5%)となっている。

ROEと従業員の成長性を両立できている企業群(第1象限)の超過リターン(144.9%)は、ROEのみが高い企業群(21.3%)も、最も高く、約7倍の超過リターンを生み出していることがわかる。

投資に有用なKPIとしての条件に、持続性と予測可能性の2つの条件がある。持続性は過去のトレンドのが高ければその高さが持続すること、相関が高く、つまり平均回帰しにくいものである。予測可能性はそのKPIを用いる妥当性でもあり、超過リターンとの相関の高さで測ることができる。

これは過去のデータではあるが、2つの条件を満たしており、予測に用いることの妥当性はある。

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