2016年9月12日月曜日

プラットフォーム企業と株価形成メカニズムについて


今月のハーバードビジネスレビューはプラットフォーム特集です。一橋ビジネスレビューでもプラットフォームについての論文が出てます。

米国で時価総額上位企業は、アップル、グーグル(アルファベット)、FB、アマゾンなど、プラットフォーム型企業が独占しています。新興企業の中でも、ウーバー、エアビーアンドビーなど、新しい分野でプラットフォームビジネスを展開する企業が急成長しています。

日本でも上場して株価を急増させた企業にはプラットフォーム型企業が多く含まれています。MonotaRO、エムスリー、ネクスト、スタートトゥデイ、DeNA、グリー、ミクシイ、カカクコム、クックパッドなど。新たな分野ではランサーズ、メリカリなどもあります。

一方で、AOL、ニフティ、楽天もプラットフォーム型企業でしたが現在は、、、

プラットフォーム型企業は・従来の経済理論では説明できない部分があり、
・経営資源を持たないマッチング型が多く物理的制約条件が少ない
・ネットワーク外部性によってひとり勝ちになりやすい
・信用創造メカニズムを内包している
・多様な収益源を得ることができる
・好循環メカニズムが働く

反対に、2つのグループで1つのグループが不活性化すると、もう1つのグループの不活性化が進む、急速に悪循環が進むようです。

このプラットフォーム型企業の株価形成メカニズムについて、リアルオプション理論をベースにまとめたいと思っています。

プラットフォーム企業の本質は、新たな信用創造メカニズムを作り出すことで取引コストを大幅に削減できる点がポイントではないかと思います。

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