投資家と企業の間のショートターミズム(短期志向)をどう克服するかは株式市場にとって非常に重要なテーマになっています。日本版スチュワードシップコードが設定された背景にもなっています。
質問 日本の株式市場において
①投資家が近視眼的か、長期的視点を持って行動しているか?
②企業が近視眼的か、それとも長期的な行動を取っているか?
③結果、両者の一般均衡はどうなっているか?
①投資家が近視眼的か、長期的視点を持って行動しているか?
②企業が近視眼的か、それとも長期的な行動を取っているか?
③結果、両者の一般均衡はどうなっているか?
以下のシステムで簡単に思考実験を行うことができます。
ROEが8%以上を達成、かつ3年間のROEが改善した企業の中で、研究開発比率を増えした企業が133社であるのに対して、研究開発費を偉した企業が254社ある。⇨企業はやや近視眼的に研究開発費を減らしてROEを高める行動を取っている。
2つの超過リターンを見ると、研究開発比率を増えたした企業群の平均超過リターンは34.2%であるのに対して、研究開発比率を減らした企業群の平均超過リターンは49.6%となっている⇨投資家は近視眼的行動を評価する
つまり、日本の株式市場は企業も近視眼的、投資家も近視眼的な一般均衡にあると考えられます。
このシステムだけで、だいぶ超過リターンを得る投資戦略を作る上で必要な情報を得ることができます。
0 件のコメント:
コメントを投稿