2016年9月1日木曜日

日本の株式市場は企業も投資家も近視眼的?


投資家と企業の間のショートターミズム(短期志向)をどう克服するかは株式市場にとって非常に重要なテーマになっています。日本版スチュワードシップコードが設定された背景にもなっています。

質問 日本の株式市場において
投資家が近視眼的か、長期的視点を持って行動しているか?
企業が近視眼的か、それとも長期的な行動を取っているか?
結果、両者の一般均衡はどうなっているか?

以下のシステムで簡単に思考実験を行うことができます。

ROE8%以上を達成、かつ3年間のROEが改善した企業の中で、研究開発比率を増えした企業が133社であるのに対して、研究開発費を偉した企業が254社ある。企業はやや近視眼的に研究開発費を減らしてROEを高める行動を取っている。

2つの超過リターンを見ると、研究開発比率を増えたした企業群の平均超過リターンは34.2%であるのに対して、研究開発比率を減らした企業群の平均超過リターンは49.6%となっている投資家は近視眼的行動を評価する

つまり、日本の株式市場は企業も近視眼的、投資家も近視眼的な一般均衡にあると考えられます。

このシステムだけで、だいぶ超過リターンを得る投資戦略を作る上で必要な情報を得ることができます。

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