2016年6月4日土曜日

カンファレンスの沖さんからの感想


63日にBloombergとソーシャルインパクト・リサーチでESG投資カンファレンスを行いました。すごく盛況でしたし、私も楽しかったです。

社会的企業に投資する個人投資家の代表格である沖さんが感想を送ってくださいました。実は、沖さんには鎌倉投信の投資先エフピコなどのソーシャルインパクトレポートを書いた時も添削してもらいました。

以下、転記

熊沢さん

今日はありがとうございました。
インパクトを生み出す投資へのワクワク感が高まるセッションでした。

ESG要因とROEの組み合わせだったり、ESG要因にも業種によって重要な要因が異なるというのは実例を見せていただいて面白かったです。財務リターンだけが目的ではないですが、こういった要素をうまく使ったファンドが出てくると社会的なインパクトも生み出しながら財務リターンもしっかり生み出すことが出来そうですね。

ボンドという形ならいろいろなやり方ができるという話も納得できました。
SIB
は公共セクターに限らず企業が取り組んでも良さそうというか、そちらの方が目に見える効果がイメージしやすそうだと感じました。上場企業も東証一部くらいになると様々な事業に取り組んでいてここにお金出したいっていうのがなかなか出来ないもどかしさを感じるところもあったので、熊沢さんが話していた伊藤園のお茶畑ボンドのような仕組みがあると面白いと思います。

伊藤園はCSRCSVについて企業側の立場であそこまで熱く語る方は初めてだったのですごいなと思いました。浸透させるためにシンプルにというのもいいですし、CSRCSVの立ち位置についてもなるほどなと思いました。ちょうど今日、オルタナという雑誌の編集長が企業が本業を生かしたCSVに走った結果、フィランソロピー型CSRとしての寄付が減ったことを嘆いていました。でも、あそこまで企業が本気で取り組んでくれていればそれはそれでいい気がします。

ユーグレナは上場した時から気に入っていた会社だったので楽しみにしていたのですが、想像以上に良かったです。
話を聞いている限りでは東証一部までいってもしっかりベンチャーとしての心根は持ったまま事業に取り組んでいるように感じました。ユーグレナが作った轍に次世代ベンチャーが歩めるようにというVCもよいですね。
ユーグレナの話ではないですが、テクノロジーが何件社会実装されたかを評価軸に設定というのはVCとして素晴らしいと思いました。

棚橋さんはESGの世代交代という話が面白かったです。
いままでSRI→ESGときて昨今のESGインテグレーションとだんだんリターンを生み出すための方法論のようになってきていてそもそも違うんじゃ?と思っていましたが、インパクトを生み出す投資という方向にも動きがあることがわかって良かったです。

ありがとうございました。

カンファレンスの熱気と雰囲気を感じとっていただけたらと思います。では、では。

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