2016年5月22日日曜日

休眠預金は一体誰のものなのか?


日本で休眠預金を活用するアイデアは、もともとフローレンスの駒崎氏が考えてETICのリサーチプロジェクト(SAL)で調査を行った経緯がある。
http://www.etic.or.jp/…/research_proje…/001_Kyuminkouza.html

そういう経緯もあり、今回の休眠預金活用の対象は、(1)生活困窮者(2)子ども・若者(3)活力が低下する地域など、駒崎氏が代表のフローレンスが関係する子育て分野が預金の活用対象分野に入っている。子育てが重要であること点に異論はないが、多様なNPO活動の中で、なぜこの3分野に絞るかは全く恣意的であり説明を要するだろう。

今回、設立された新公益連盟は駒崎氏が代表理事をして、その理事も子育て、教育分野の団体が多く、休眠預金の資金を一括管理する団体として、この新公益連盟が想定されている。http://www1.shinkoren.org/

給付型奨学金を休眠預金で行おうというchang.orgのキャンペーンも駒崎氏が立ち上げたものである。世間を扇動することで国会議員にプレッシャーを与えようという意図があると思われる。

皮肉なことに、共産党の宮本議員との討論の中で、奨学金のような個人に対する費消が休眠預金の対象になるかどうかで国会議員間の意見が分かれたことが、休眠預金のスキームの曖昧さを露呈させる結果となった。

このように見えない糸を繋げていくと、
休眠預金アイデアを日本で考えた人:フローレンス駒崎氏
休眠預金の資金管理団体の代表:フローレンス駒崎氏
休眠預金の資金の受け手:フローレンス駒崎氏+そのお友達
休眠預金でマスコミ世間を扇動している人:フローレンス駒崎氏
国会議員を裏で動かしている人:フローレンス駒崎氏

と言う構図が透けて見えてくる。

この構図の中で、対象分野の恣意性とガバナンス体制の不備が、共産党の宮本議員や識者によって度々指摘される事態となっている。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamoto…/20150825-00048795/
http://blogos.com/article/141044/

休眠預金を世の中を良くすることに使うという基本的な発想、アイデアには賛成であっても、現在想定するこのスキームには納得いかない人も多いだろう。
休眠預金の活用は、NPO、ソーシャルベンチャーに恒常的な資金財源を作り出す一大悲願として裏で画策されており、一体全体この休眠預金は誰のためのものなのか? 最終的に誰のものになるのだろうか?
http://www.etic.or.jp/socialagenda/research_project/001_Kyuminkouza.html

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