2016年5月25日水曜日

欧州ではSDGsよりもサーキュラー・エコノミーがホット


CSR先進国(欧米)でSDGsにどう取り組んでいるかをCSR専門家の方に調べてもらっています。フィンランドに住んでいて、ソーシャルインパクト・リサーチの外部リサーチャーです。日本の中では比較できる人がいないレベルのCSRプロフェッショナルの方です。

以下
「先進的とは言えませんが、唯一SDGsに細かく紐付けされたレベルのものがノキア社です。


合理的なマテリアリティ設定ができるかについては、SDGコンパス内に「ロジックモデル(投入・活動・産出・結果・評価)を用いて結果および影響に関するデータ収集ができなくても、産出データは収集できるから収集すべきデータを把握することができる」とあり、これでは「半」合理的ではないかと思います。結果および影響の代替指標として投入ないしは産出データを利用しているので、これからは結果評価の数字が必要になると思います。

SDGsをこう使いましょう的なツールは、UNGCKPMGが開発した"SDG Industry Matrix"が近いのではないかと思います。業界ごとの事例集があります。


SDGsに沿ったSROIは、どこも今検討中または開発中で、今年はまだ手探りの状態だと思います。

こうして最近専門家たちの話しを聞いていると、SDGsを達成することに集中して、その後のインパクトまで認識していないような気がします。SROIが欧米で広がってきていると日本国内では思われがちですが、欧州圏内においてはそんなに話題にはのぼっていません。ちなみに今のホットトピックスは「サーキュラー・エコノミー」です。

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