厚労省が来年度予算にSIB関連の予算を盛り込む方針を決めた、と報じられています。
日本にってのSIB。
自分がこのSIBのコンセプトが面白いと思って人に紹介していたのは2011年ですから。長かったですね。
自分がこのSIBのコンセプトが面白いと思って人に紹介していたのは2011年ですから。長かったですね。
しかし、まだ、この厚労省のパイロットプロジェクトが投資家を含む形でやるかどうかもわかりませんから。まだ先は長いでしょう。
日本では日本財団が中途半端な、なんちゃってSIBパイロットをやったお陰で、逆に投資家を含むSIBの実現が遠のいた感があります。
その間に世界の動きを見ていると、SIBの限界もはっきりしてきています。SIBがNPOセクターにとっての福音でもないこともはっきりしてきています。イギリスのNPOはSIBに否定的な人が多いです。
掛け声としての、日本の財政再建に貢献するというほどのスキールは持ち得る金融商品でもないこともはっきりしてきています。
では、何のため、誰のためのSIBなのか?
現在SIBで想定している厚労省の貧困対策は毎年予算枠があるので、あえてSIBにする必要が本当にあるのかどうか?
現在SIBで想定している厚労省の貧困対策は毎年予算枠があるので、あえてSIBにする必要が本当にあるのかどうか?
SIBはSIBでなくてはできないものをファイナンスすることに、本当のインパクトがあるんですけど。
risk averseな日本の国、行政にSIBは本当に向いているのかどうか?
SIBはプロジェクトが成功したら投資家がリターンを得る形ですが、逆に、高い基準を課して失敗したら投資家がリターンが出る形が成り立つかどうか?(笑)
いろいろありますが、本質が何かをどのレベルで理解できるかで物事の成功は決まりますので、引き続きウオッチする必要があるでしょう。
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