フィンテックの投資額が国際的に2015年1兆円を超えたことが話題となっている。
東大の柳川先生は、フィンテックの本質を「ITによって異質な組み合わせが実現すること」と述べている。そして、それを実現する上でプラットフォーム戦略が有効と述べている。
金融業はもともと情報生産業であることを考えれば、フィンテックによって、情報生産プロセスと情報の質が劇的に変化する可能性があることに注目すべきある。
例えば、通常の銀行融資とクラウドファンディングを比較しても、そのプレーヤーの役割、集合知の活用の仕方が大きく異なる。
ただし、その結果、業界の勝ち組と負け組の構造が大きく変わる。銀行融資であれば情報の生産プロセスに地域性があり、多くの地場の金融機関も生き残ることができるが、プラットフォームとなると勝ち組はごく少数、残り大半は負け組になる可能性が生じる。
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