2016年4月22日金曜日

ESGのG(ガバナンス)はどう判断すべきか?


今回のセブン&アイホールディングの混迷はガバナンスを考える上では興味深い。

中興の祖 鈴木氏 VS 日本企業のガバナンス改革の急先鋒 伊藤邦雄氏 という構図。

ここで伊藤氏が話した言葉が興味深い。

「一番常識があるのは社外取締役だから。私の中にある人事案を会社が受け入れてくれるかですよ」

そう、社外取締役の判断基準は、所詮常識なんだよね。

経営には非常識な部分がある。そもそも24時間営業する、常識で考えたらセブンイレブンのビジネスが非常識だったから社外取締役がいたら却下されたかも(笑)

ガバナンスのKPIにはいろいろある。

社外取締役比率

独立取締役比率

女性取締役比率

女性役員比率

取締役年令幅

取締役平均年齢

取締役会出席率

監査委員会独立取締役比率

報酬委員会独立取締役比率 

ISSガバナンススコア 

ガバナンスのKPIは定量的ではあるが、どっちがいいのかはなかなか判断するは会社固有の事情や歴史的経緯もあるので難しい。
常識であって、短期の合理性しか有していない判断は実は多い。人間の限定合理性。ガバナンスを考える場合、その判断は常識であって、しかも長期の合理性を有しているかを考えるべきでしょう。いずれも結果は長期の歴史が証明してくれる。
https://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/csr/pdf/2015_05.pdf

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