2016年4月8日金曜日

CSV(経済的価値と社会的価値の両立)の評価手法の決定打は?


企業にとって、経済的価値と社会的価値の両方が重要だとしたら、次に、それをどのようにしたら評価できるかを考えてみたくなります。単に合算すればいいのか? 合算するにも単位をどのように揃えたらいいのか?などいろいろと考える必要があります。

結論から先に言うと、今はこの決定打はないのが現実です。

企業の価値が経済的価値だけだったら、株主の利益だけを考えて、利益やキャッシュフロー、ROEで企業価値を評価することが正当化されますが、マルチステークホルダーへの企業価値はどのように評価したらいいのか?

世の中には様々な経済的価値と社会的価値の評価手法が提案されています。図は岡田先生がまとめたものを私が再加工したものです。

さらに、このステークホルダー全体の企業価値評価手法を新しく考えて、資本市場(株式市場)に影響を与えたいと日夜研究されているグループさんもあります(笑)

デフタの原丈人さんもROEを超える公益資本主義の考え方を打ち出していますし、また別のグループもあります。

ソーシャルインパクト・リサーチ社では、この統合ロジックに機械学習を用いたアルゴリズムを用いるのが最も有効と考えて、リターン、リスク、インパクトの3軸の比較が可能にするシステムを開発しています。

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