2016年4月20日水曜日

KPMGの統合報告書に関する調査2015


KPMGから日本企業の統合報告書に関する調査2015が公表された。2015年は統合報告書発行企業が205社と前年より65社増。企業の関心の高さが伺える。

ビジネスモデルの開示企業は44%とまあ高いが、ビジネスモデルの開示は企業によってレベルと質がバラバラ。高いレベルを求めると苦労するし時間もかかる。

あと、面白いのはマテリアリテイの結果の開示は15%と低い点。マテリアリテイ元年と言われるほど企業も力を入れたにもかかわらず、実際の開示率は低いという結果。このマテリアリテイ特定化の作業はやったが結果がうまくできないため開示を見送ったと考えるべきだろう。うまい方法論が見つかっていない点と本質的に矛盾を持つ考え方のため、実際にやろうとすると苦労するのがマテリアリテイ特定化である。

他にもいろいろとわかるので一読をお勧めします。私はKPIとインパクトの違いとその開示方法に注目しています。
http://www.kpmg.com/jp/ja/knowledge/article/integrated-reporting-article/documents/integrated-reporting-20160407.pdf

0 件のコメント:

コメントを投稿