2016年7月16日土曜日

長期の投資には長期投資家が必要


SIRの熊沢です。休日ですので雑談です。

いろいろなアセットマネジメント会社の人と話しています。

その中で気づかされるのは、
インパクト投資のファンドがうまく機能する条件の1つとして投資家が長期的視点で投資してくれるということがあります。長期的な投資を行っても投資家がいつ解約するかわからないと非常にビクビクするわけです。

現在の投信は販売会社の方針もあり、短期売買主義で足が速いです。

最近、エフィッシモ・キャピタル・マネジメントが元気です。川崎汽船などにガバナンスを行使して話題になっています。

実は、このファンド契約には実は資金を簡単に引きだせない制限条項が入っています。鎌倉投信も長期投資ですが、制限条項は入っていないので基本投資家はいつでも解約できるので、キャッシュポジションが25%ぐらい持っており、それは非常にもったいないことです。

というわけで、長期のインパクト投資ファンドには財務条項をつけるのがいいのではないかというのが私のアイデアです。

この契約条項の方が、投資家、企業に長期的な視点をもたらすので、ガバナンス改革以上に有効なのではないでしょうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿